1975


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メンバーチェンジして再出発したかに見えた第3期Deep Purpleも、長くは続きませんでした。”Stormbringer”アルバムのレコーディング中に表面化した、リッチーとその他のメンバーとの志向の食い違い、ジョンとの確執の深まりなどで、リッチーはDeep Purple脱退を決断します。1975年のヨーロッパ・ツアーは、リッチーにとって最後のDeep Purpleとしてのツアーになりました。

この年のツアーのオフィシャル音源には、以下の物があります。

  • “Made In Europe”
  • “Deep Purple Mk III The Final Concerts”

いづれも、3月16日から開始されたヨーロッパ・ツアーからのセレクトで収録されています。”Made In Europe”の方は幾つかのテイクをつなぎあわせて1曲にしているものもあり、純粋なライヴアルバムとは言えない部分もすこしありますが、”Burn”などは最高のライヴテイクでしょう。”The Final Concerts”に収録されている、最終日パリでのアンコール”Highway Star”でのリッチーのソロは、これが最後という思いが伝わってくる素晴しい物です。