1998 | Ritchie Blackmoreの部屋

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クリスマスにロングアイランドで行なわれたBlackmore’s Nightのシークレット・ギグで1997年の活動を終えたリッチーでしたが、1998年になってからしばらくの間ほとんど情報が入って来ませんでした。リッチー自身の動きはほとんどなかったものの、ファンの間でかなり噂にのぼったのがリッチー、ロニー、コージーによるいわゆる「3頭政治」時代の Rainbow再編でした。ここでやはりその再編について触れておかなくてはならないでしょう。

1997年5月に行なわれた、現在のところ Rainbowのラスト・ステージとなっているデンマークのフェスティバルには、コージーもピーター・グリーンのバックとして出演していました。この時、ファンジン"More Black Than Purple"のインタビューを受けたコージーは次の様に語っていました。

"You’ll be pleased to know that ritchie and I had a very interesting evening’s chat yesterday…very constructive, very positive."

そして、数カ月後の"BURRN !"誌上のインタビューでのリッチーも微妙な発言をしています。

「良いアイディアはあるんだ。まだ当人達にも話していないし、色々と解決しなくてはいけないことがあるから、今は話せないけどね。」「ロニー・ディオとは何かやるかもしれないけれど云々」

そして、コージーのインタビューが掲載された次の号の"More Black Than Purple"で、初めて具体的な噂 (ヘンな日本語だな(^^;))として「来年には"Rising"アルバムのラインナップでの Rainbow再編の可能性がある」「すでに5人のうち4人までが合意している」と報じられます。1997年9月のことです。その後、ロニーがブラジルでのインタビューで再編の可能性について肯定的な発言をしたとか (後にこれは否定されましたが) 、再編を示唆する話題が次々と出て来ます。実際に1998年か1999年に再編されることは、かなり具体的に決まっていたようです。しかし、すでにご存じのとおりコージーは1998年4月に自動車事故でこの世を去ってしまいます。これ以後、再編に関する新たな展開はほとんど伝えられていません。頓挫してしまったのか、新たな構想があるのかも不明です。

リッチー自身が1998年前半どのような活動をしていたのかということは、先ほども書いたように現在ほとんど情報がありませんが、Blackmore’s Nightのセカンド・アルバムに向けての準備は着々と進められたようです。ツアーの予定も夏頃からオフィシャル・サイト上で発表されるようになりますが、こちらは日程変更、開催国変更など、かなりすったもんだしたようです。しかし、9月22日に行なわれたギリシャでのギグを皮切りに、ドイツ、スイス、オーストリア、チェコの各国でコンサートを行ないました。

このツアーでは新たにヴァイオリン奏者が加わり、キーボードとドラムがメンバーチェンジしています。

Ritchie Blackmore : Guitars, Mandolin
Candice Night : Vocals, Penny Whistle
Jessie Haynes : Guitar, Back Up Vocals
Mick Cervino : Bass
Adam Forgione : Keyboards, Vocals
Alex Alexander : Percussion
Rachel Birkin : Violin, Back Up Vocals