7 May 1981 Orpheum Theater, Boston, Massachusetts
- Spotlight Kid
- Love’s No Friend
- I Surrender
- Man on the Silver Mountain
- Catch The Rainbow
- Can’t Happen Here
- Lost in Hollywood
- Difficult to Cure
- Long Live Rock’n’Roll
- Smoke on the Water
英米日リリース（時系列順）
- USA Purple Pyramid CLO 0047 : [Boston 1981]
- USA Purple Pyramid CLO 0047 : [Boston 1981]
- JP MSI MSIG 1093 : [Boston 1981]
[Live In USA 1979]をリリースしたレーベルから2016年4月に登場したライヴ・アーカイヴ。1981年、ジョー・リン・ターナーをヴォーカリストに迎えて制作したアルバム[Difficult To Cure]のプロモーションとして行われたワールド・ツアー開始の地となったアメリカでの日程、その終盤となる5月7日に開催されたマサチューセッツ州ボストンにおけるステージを収録したとされるサウンド・ボード音源がソースとなっています。
このサウンド・ボード音源は以前からその存在は知られており、当時のラジオ放送用音源に一部が使用され、これをエア・チェックしたり放送用ディスクをパイレートしたりしたアナログ盤やライヴCDも頻繁に出回っていました。当初はこのラジオ放送用音源全編がボストンでの収録とされていましたが、後年になって発掘された新たな音源の登場により、放送用音源は全編がボストンではなく、5月2日のロング・アイランド公演と5月7日のボストン公演を編集して制作されていたことがわかってきました。そして、そのボストン公演のみの音源をソースとしたライヴCDも登場しています。ちなみに5月2日のロング・アイランド公演の音源、全長盤は未だに日の目を見ていません。
当アーカイヴで使用されているソースは、このボストン公演の全長盤とされる音源ですが、ライヴCDで出回っていた音源と比較すると定位を変更していたり、”Lost in Hollywood”の大胆な編集や随所にあるMCのカットで収録時間を大幅に短縮(20分程度）してCD1枚でのパッケージングにしていたり、音源そのもののマスタリングも歪みが目立つ音圧重視のスタイルだったりと、内容的に十分なものとは言えないというのが結論です。これも、[Live In USA 1979]同様、手放しで喜べないリリースとなってしまっています。