掲載アイテム（時系列順）
- 03-11 [Satan 84]
- 03-11 [World Tour 84]
- 03-11 [Double Stranded]
- 03-11 [Osaka 1984]
- 03-13 [The Day Before The Final Gig]
- 03-13 [The End]
- 03-13 [Hellbent Driver]
- 03-14 [On Stage ’84]
- 03-14 [The End]
前年でも書きましたが、”Bent Out Of Shape”アルバムのプロモーションの中心となるべき、アメリカやヨーロッパでのツアーを満足にこなさないまま、年が明けます。2月に予定されていたヨーロッパ・ツアーもなくなり、この年の3月、日本公演にやってきます。結局、これがこの年の唯一のRainbowのライヴ・パフォーマンスになり、この後再結成Deep Purpleが動き出したため、Rainbowは消滅することになります。
しかし、この”Bent Out Of Shape”ツアーのコンサート数の少なさは、どこに原因があったのでしょうか。特に前作”Straight Betwen The Eyes”アルバムがそこそこ成功を納めたアメリカでのツアーをおざなりにしていたり、どんな状況でも必ずおこなっていたドイツを中心としたヨーロッパ・ツアーも行われていないのは解せません。やはり、Deep Purple再結成に向けた動きで、ツアーどころではなかった、と考えたくなります。リッチーはジョーをはじめとしたメンバーに再結成の考えを伝え、話し合いは続いていたといいますが、おそらくその間にはマネージャーのブルース・ペインが入っていたでしょうから、彼の都合のいいように話を持っていく事も可能だったでしょう。
また、”Rainbow Rising”によれば、リッチーがサッカーの試合中に腕を傷めてギターが弾けなくなった事が、リッチー自身のインタビューとして出てきますが、これが1983年のツアー前の出来事とされています。そのためにステージの数自体をセーブしたという考えも出来ない事はありません。私自身は以前、リッチーが腕を傷めたのは1982年ではないかとしましたけれど、あれは全く根拠がなく、”Rainbow Rising”の話の方がおそらく事実に近いと思います。このケガと、Deep Purpleの再結成をからめた話を、以前書籍で読んだ事がありますが、本当の事情はどうだったのでしょうか。それはともかく、来日の直前にはもうかなりDeep Purple再結成の話は具体化していたようです。
東京最終公演を収録した映像がオフィシャルでリリースされていましたが、今は廃盤状態です。一刻も早い再発を願う次第です。このビデオからの音源が数曲、”Finyl Vinyl”に収録されています。