21-006
- Hey Joe
- Hey Boppa Re Bop
- Emmaretta
- Lalena
- The Painter
- The Bird Has Flown
- Ricochet
- Speed King
- Jhon Stew
- Hard Lovin’ Man
- Bloodsucker
- Living Wreck
- Into The Fire
- Black Night
- Grabsplatter
- Child In Time
- No No No
- Highway Star
ポーランドでリリースされたBBCセッションを収録したアルバムで、499枚限定のオフィシャル盤ということになっています。先の"Rarest At BBC’s 1971"も、リリースされた時はイタリアではハーフオフィシャル的な扱いをされていたアルバムですから、このポーランド盤もどこまでオフィシャルでいられるかはアヤシいところではあります。
収録されている曲は、"Rarest At BBC’s 1971"の"Strange Kind Of Woman"以外の14曲に"Lalena"と"The Painter"を加え、ボーナスとして71年のビートクラブで演奏された"No No No"と"Highway Star"をプラスした内容となっています。テイク自体は従来のアルバムに収録されていたものと変わらず、とくに"Rarest At BBC’s 1971"に収録されていた曲は全く同じテイクとなっています (DJのMcはそのままですが、インタビューなどはカットされているものもあります )。ということで、この「オフィシャル」アルバムも盤起こしということになります。マスターテープからのアルバムがリリースされるのが一番望ましいのですが、それこそメンバーやマネージメントが企画しない限り、そのようなものは登場しないでしょうし、また、テープ自体残されているものかどうか……。このアルバムのインナーによると、元となっているディスクは、BBCトランスクリプション・サービスからリリースされている"Pick Of The Pops For Your DJ"というタイトルのシリーズだそうです。"Top"じゃなくて"Pick"になっているのがなんかアヤシげなんですが、いちおうこういう放送用ディスクがあるということでしょう。
音質は、"Rarest At BBC’s 1971"よりも聴きやすくはなっていますが、やはりスクラッチノイズを感じる部分もあります。"Rarest At BBC’s 1971"もまだ探せば見つかるショップもあるので、価格などを調べて各自が入手しやすいものを選べば十分でしょう。また、"Rarest At BBC’s 1971"に収録されていなかった"Lalena"と"The Painter"に関しては1ランク音質が下がります。定位がフラついたりするので、あまり聴きやすいものではありません。"Out"等に収録されていたものにくらべれば聴きやすくなっている、といった程度です。