Rising Arrow [018]
Chicago 2 July 1978
- Over The Rainbow
- Kill The King
- Mistreated
- Long Live Rock’n’Roll
- Man On The Silver Mountain
- Blues
- Night People
- Man On The Silver Mountain (Reprise)
- Still I’m Sad
- Beethoven 9th
- David Stone Solo
- Cozy Powell Solo feat. 1812 Overture
- Still I’m Sad (Reprise) incl. Guitar Crash
- Over The Rainbow
数年前に"Short Time Gig"のタイトルでリリースされた事がある、1978年アメリカ・ツアー、7月2日のシカゴ公演を収録したCDです。ロニー在籍時のラインナップによるコンサート音源としては、現時点で最も後期にあたる音源でもあります（まだ音盤化されていないテープだと、もっと後のモノがあります）。このアメリカ・ツアーはサポートで回っているため、ヨーロッパや日本に比べるとセットリストがやや短く、また、出回っているテープも少ないため、音盤化されている公演も非常に限られています。やはり少し前、新たなソースとして"L.A. Connection"を収録したCDが出ましたが、この"Firecracker"は先に書いたとおり、以前にもリリースされた事があるものです。
以前に出た"Short Time Gig"に比べると、演奏前の部分が長く収録されています。スタートするといきなり爆竹が鳴ってちょっとびっくりしますが、なんつーか、アメリカならではみたいな（意味不明）。今回のアルバム・タイトルはこの部分が由来になってるような気がします。ソース自体は"Short Time Gig"と同じテープのような気がします。
気がするだけですが。
聴きくらべる気力がないというハナシもありますが（笑）。
ただ、多少、聴きやすくはなってます。これがテープの世代によるものかイコライジングによるものかは、よくわかりません。やはり、聴き比べる気力がないからですが（笑）。ラウドな感じのオーディエンス録音で、リッチー、ロニー、コージーの音は良く入ってます。てことでバランス的にはあまり良いものではありませんが、この三人の音が聞こえれば十分という気もします(^^;
演奏は、かなりワイルド。持ち時間が短いせいか、オーディエンスを早くノセようとしているような、破壊的なプレイが印象に残ります。ゴリゴリに押しまくっているというイメージ。"Catch The Rainbow"がないというのも一因ですが、それ以外にも、フリー・ソロでのリッチーのプレイはアグレッシブさが目立つものとなっています。"Mistreated"など、"On Stage"での演奏とはまったく違う面が出ていて興味深いです。