SPVの倒産を受け、リッチーのプライベート・レーベルであるMinstrel Hallより出し直された再発盤。"Christmas Eve"のシングルは付属しない、通常盤の体裁でのリリースとなっています。DVDはNTSCなので国産プレーヤで視聴可能。Blackmore’s Nightの映像は未だにこのDVDを超える画質、内容のものが出て来てないように思えてなりません。当時の収録状況を考えると完全版は難しいかもしれませんが、なんとかして観てみたいところです。
月別アーカイブ: 2012年12月
Spin-Firm Oy.(Downlord Only) : [Highland – Single]
- Highland (Radio Edit)
- Highland (Movie)
2010年10月29日より配信が開始された、Blackmore’s Nightにとって初めての配信専用シングル・アルバム。前作[Secret Voyage]まではCDによるシングルのリリースを続けてきたBlackmore’s Nightですが、ここ数年の欧米市場でのCDシングル衰退の波を受け、[Autumn Sky]からはネット配信でのシングル・リリースに切り替えてきました。CD自体も衰退の波は止まらないようなので、次作はアルバムを含めどういった形でディストリビュートされるようになるかに注目していきたいところです。
このシングル・アルバムの形態で配信されているのは、現在のところ、iTunesのみのようです。アルバムテイクを2分近く短縮したラジオ・エディットのAACファイルと、同様の編集を使用したミュージック・ビデオをセットにして販売しています。それぞれを単体で購入するよりも安く……済んだと……たしか……思ったんですが……違ってたらごめんなさい（汗
08-27 [Blackmore-Turner Overdrive]
Calm & Storm [031]
Tokyo 27 August 1981
Disc 1
- Land Of Hope And Glory
- Over The Rainbow
- Spotlight Kid
- Love’s No Friend
- I Surrender
- Lazy Intro.
- Man On The Silver Mountain
- Catch The Rainbow
- Can’t Happen Here
Disc 2
- Keyboard Solo
- Lost In Hollywood
- Guitar Solo incl. A Light In The Black
- Difficult To Cure
- Jam
- Drum Solo
- Long Live Rock’n’Roll
- All Night Long
- Maybe Next Time
- Woman From Tokyo Intro.
- Since You Been Gone
- Kill The King incl. Guitar Crash
- Long Live Rock’n’Roll (Reprise)
- Over The Rainbow
ジョー・リン・ターナーの初来日となった1981年の日本公演、最終日程となった日本武道館のうち、2日目と最終日の2日間とされるオーディエンス音源をソースとした4枚組プレスCD。当サイトでは日付ごとに取り上げます。
なかなかプレスCDとして出て来なかった1981年の東京公演でしたが、現在では3公演全てが出揃っており、この中日も08-28 [Blackmore-Turner Overdrive][Instrument Of Surrender]や[Crush The King]が登場していますが、今回は初登場のテープとのこと。
歪みや濁りはないマスター・グレードのテープで、こもりの少ないヌケの良い音像で録られてるため聴きづらくはありません。ステージとの距離感は若干ありますが、オーディエンス・ノイズが控えめのせいか、それほど気になるポイントにはなっていないように思います。冒頭は現場のPAの影響もあり、それほど良い印象はありませんが、"I Surrender"あたりからはなかなか聴ける感じになってきます。あまり広がりのある音場ではないものの、この年のリッチーのギター・サウンドの心地よさは十分堪能出来、迫力という面では[Crush The King]に一歩譲るかもしれませんが、この日のステージを初めて聴く方にも良いのではないかと思います。
JP Polydor POCP 9166 : [Nobody’s Perfect]
1998年12月にリリースされた日本盤。翌年、ユニバーサルへと組織変更されますが、その直前に登場した紙ジャケットCDとなります。日本盤LP同様の見開きジャケットで、ライナー・ノーツなどは従来の盤と同じ構成となります。
リマスター盤という触れ込みでしたが、トラック・タイムは従来の盤と異なるものが多く、異なるデジタル・マスターを使用しているのは確かなようです。ただ、そのデジタル・マスターの素性は良くわからず、また、マスタリングに関係するクレジットも判りにくいため、存在価値となると微妙なCD。
UK Purple Records PUR 114 : [Yvonne Elliman / I Can’t Explain]
Side A : I Can’t Explain
Side B : Hawai
1973年7月にリリースされたイヴォンヌ・エリマンのPurple Records唯一のシングル。同年11月にリリースされた[Food Of Love]からの先行シングル。A面はThe Whoのカヴァー。サンプラー・アルバム、[Purple People]にも収録されました。B面も、後にCD化された時に収録されています。
05-12 [Down To Budokan]
Calm & Storm [030]
Tokyo 12 May 1980
Disc 5
- Land Of Hope And Glory
- Countdown – Over The Rainbow
- Eyes Of The World
- Love’s No Friend
- Since You Been Gone
- Over The Rainbow
- Man On The Silver Mountain
- Catch The Rainbow
Disc 6
- Keyboard Intro.
- Lost In Hollywood
- Guitar Solo
- Beethoven 9th
- Keyboard Solo
- Drums Solo feat. 1812 Overture – Lost In Hollywood (reprise)
- Guitar Intro.
- Lazy
- All Night Long
- Blues
- Will You Still Love Me Tomorrow
- Menber Intro.
- Long Live Rock’n’Roll
- Kill The King
- Long Live Rock’n’Roll (reprise)
- Over The Rainbow
Disc 1 -4は省略
1980年の来日公演、東京での3公演全てを、同一人物の手になるとされるオーディエンス録音をソースとして収録した6枚組プレスCD。当サイトでは日付ごとに取り上げます。
Disc 5と6は、武道館最終日となる5月12日のステージ。アナログ盤[Solitary Traveller]の頃から良い内容のディスクが出回っており、5月9日のディスクとともに、この年の日本公演の内容の素晴らしさを伝えてきていますが、今回は初登場のテープとのこと。
歪みや濁りは感じないマスター・グレードのテープで、こもりも少なくヌケのよい音像で録られています。バランスもまあまあという感じ。ただ、やはり遠い感じの音場になっているため、バンドサウンドが固まり気味であり、周囲のオーディエンス・ノイズのクリアさに較べると音楽の存在感が薄いため、集中して聴くのはツラいタイプの録音です。
やはり、この日のステージを未聴であれば、当セットは入門には向かないので、別のディスクを探すのが良いでしょう。アナログ盤と同じ音源を使用している[Innocent Victims Complete]か、ややこもりやテープの掠れ、歪みなどが気になるものの、別音源として[Gigantic Explosion]などに触れる機会があれば、そちらを聴き込んだ上で、当録音を聴いてみると、当時のRainbowの人気、現在と趣きが違う観客の盛り上がり方などに興味を持てると思います。
05-09 [Down To Budokan]
Calm & Storm [030]
Tokyo 9 May 1980
Disc 3
- The Land Of Hope And Glory
- Countdown – Over The Rainbow
- Eyes Of The World
- Love’s No Friend
- Since You Been Gone
- Over The Rainbow
- Man On The Silver Mountain
- Catch The Rainbow
Disc 4
- Keyboard Intro.
- Lost In Hollywood
- Guitar Solo
- Beethoven 9th
- Keyboard Solo
- Drums Solo incl. 1812 Overture
- Lost In Hollywood (reprise)
- Guitar Intro.
- Lazy
- All Night Long
- Long Live Rock’n’Roll
- Kill The King
- Long Live Rock’n’Roll (reprise)
- Over The Rainbow
Disc 1,2,5,6は省略
1980年の来日公演、東京での3公演全てを、同一人物の手になるとされるオーディエンス録音をソースとして収録した6枚組プレスCD。当サイトでは日付ごとに取り上げます。
Disc 3と4に収録されているのは武道館での2日目となる5月9日のステージ。アナログ盤[Blackmore In New Black Stockings Sexism Outrage]で衝撃を受けて以来、何度となく登場してきた日付ですが、今回は初登場のテープ。
マスター・グレードのテープなので聴きづらさはありません。前日同様、音が遠い感じの録音になっており、廻りの観客の歓声がクリアに入っているので、「コンサート会場の雰囲気」を味わうには良いと思いますが、音楽を聴きたい人には向いていないタイプの録音。バランスはまあまあ良いのですが、各楽器の音があまり太く鳴らないので、全体のサウンドの中で音楽の存在感がそれほど大きく感じられません。なんというか、「遅れて会場に入って、自分の席を探している時に聴こえてくるステージ上の音楽」を想像していただけるといいかなと。
この日のステージを未聴であれば、入門としては他の録音が良いと思います。多数のディスクが出ていますが、アナログ盤と同じ音源を使用している05-09 [Definitive Gone Wild]や、別録音の[Close Encounters Of The Third Kind – 第3種接近遭遇 -]などに触れる機会があれば、そちらを聴き込んだ上で、当録音を聴いてみると、当時のRainbowの人気、現在と趣きが違う観客の盛り上がり方などに興味を持てると思います。